教育費・老後の整理法
教育費や老後資金の相談を受けていると、
「数字が苦手で家計管理が続かない」という声を多く聞きます。
家計が整わないのは、
意志が弱いからでも、知識が足りないからでもありません。
多くの場合、
目標設定よりも「把握」が先に来ていないことが原因です。
3本の樹は、その順番を整えるための方法です。
3本の樹とは何か
家計を、3つに分けて眺めます。
- 暮らし(いまを支えるお金)
- 未来(教育費・老後の準備)
- こころ(楽しみ・余白)
細かく分類しません。
まずは、この3つだけ。
生活費も、教育費も、老後も、
すべてが混ざっていると、不安と罪悪感も混ざります。
分けると、落ち着きます。
なぜ「%」で見るのか
3本の樹では、1円単位で管理しません。
手取りを100%として、
それぞれがどれくらい場所を取っているかを見る。
円を思い浮かべてみてください。
暮らしが半分以上かもしれない。
未来が細く見えるかもしれない。
こころが意外と広いかもしれない。
数字を読むのではなく、
形として見る。
家計を「読む」から「見る」へ。
これが、数字が苦手な人でも続く理由です。
なぜ続くのか
家計簿が続かないのは、努力不足ではありません。
脳に負担がかかりすぎるからです。
比較する
反省する
改善する
また崩れる
このループは消耗します。
3本の樹では、最初に改善しません。
まず観察します。
正解を出さないことで、
脳の採点モードを止めます。
だから、長く続きます。
目指しているゴール
目標は、
数字を完璧に管理し続けることではありません。
ずっと細かく家計簿をつけることでもありません。
目指しているのは、
家計が、自分の手のひらに載っている感覚。
大きすぎず、
小さすぎず、
ちゃんと自分で扱える大きさになっていること。
数字に追われるのではなく、
自分が数字を扱っている感覚。
それが続いている状態をゴールにしています。
全体の流れ
3本の樹は、次の順番で進みます。
- 円を描く(現在地を知る)
- 気になる場所を見つける
- 止まらない原因をひとつ選ぶ
- 環境を整える
- 教育費・老後へ水をやる
いきなり⑤に進みません。
まずは①と②だけで十分です。
順番を守ると、家計は落ち着きます。
ここから始める
正確じゃなくていい。
きれいじゃなくていい。
まずは円を描いてみてください。
形ができれば、
家計はもう、あなたの手のひらに戻り始めています。