カンタン家計簿

夏休みの予算、これで安心!家族で楽しむ「後悔ゼロ」の計画術

FPつだ
FPつだ

あー、楽しかった夏休みも終わっちゃった…でも、家計簿を見たら予想以上の出費が!!


毎年、夏休みが終わるたびに、そんなちょっぴり残念な気持ちになっていませんか?💦

家族みんなでめいっぱい楽しんだ夏休みだからこそ、後になって「使いすぎちゃったかな…」なんて後悔はしたくないですよね。せっかくの楽しい思い出に、お金の心配は似合いません!

でもね、実は「夏休みの予算を立てる」って、思っているよりもずっと簡単なんです。そして、予算を決めることで「何ができるかな?」「どこに行こうかな?」って、計画そのものがワクワクするイベントに変わるんですよ😊

この記事では、あなたが「今年は予算内で最大限に楽しめた!」と、心から満足できる夏休みを過ごすための、とっておきの「ざっくり計画術」をご紹介します。特別な知識は何もいりません。ちょっとしたコツと無料ツールを活用して、家族みんなの笑顔あふれる夏休みを、今から一緒にデザインしていきましょう!

毎年「気づいたら使いすぎ」は、あなたのせいじゃない!よくある3つの落とし穴

「私って、もしかして家計管理が苦手なのかな…」そんな風に自分を責める必要は全然ないんです。夏休みのような「特別費」は、普段の家計と違って、いくつかの独特な落とし穴があるからなんですよ。

  1. 「ざっくり把握」のつもりが「どんぶり勘定」に?
    「まぁ、だいたいこのくらいでしょ」と見込んでも、細かい出費が積み重なって「あれ?こんなにかかった?」となりがちです。特に帰省や旅行は、交通費、宿泊費、食費、お土産代…と、意外と費目が多いんですよね。
  2. イベントが多すぎて「いつ、何に、いくら使うか」が見えない!
    夏休みは、子どもの習い事の夏期講習、プール、映画、家族旅行、親戚への手土産…と、イベントが目白押し。それぞれバラバラに支払うから、全体の流れが見えにくくなってしまうんです。|
  3. 「カード払い」で支払いが先送りになってるだけかも?
    クレジットカード払いは便利ですが、実際の引き落としは翌月以降。今使ったお金がいつ引き落とされるのか、把握しきれてないと、翌月の家計を圧迫してしまうことがあります。「今月は余裕だ!」と思って使いすぎたら、翌月が大変だった…なんて経験、ありませんか?
FPつだ
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これらの落とし穴を事前に知っておくだけで、対策がぐっと打ちやすくなりますよ。

予算は「ざっくり3ステップ」でOK!10分でできる計画術

「予算を立てるなんて難しそう…」と感じるかもしれませんが、大丈夫!家計簿を細かくつけなくても、この3つのステップを踏むだけで、あなたの夏休み予算は劇的に見えやすくなります。

Step1:まずは「総額キャップ」を決めよう!今年の夏休みはズバリいくら?

一番最初にやるべきことは、「夏休み期間中に、全体で最大いくらまで使うか」という上限額(総額キャップ)を決めることです。これは、家計の「安全運転」のための第一歩。

  • 去年の夏休みの出費を振り返ってみよう! もし、クレジットカードの明細や家計簿が残っているなら、去年の7月~8月の支出をざっくりと見てみましょう。「旅行費」「レジャー費」「外食費」など、夏休みに関係しそうな項目を拾ってみてください。これが、今年の予算を考える上で一番良い参考になります。
  • 「去年は不明…」なら、思い切って「直感」で決める! もし、去年のデータがないなら、思い切って「今年は〇〇万円で抑えたい!」と、感覚で目標額を設定してみましょう。例えば、家族4人で旅行やイベントを2~3回楽しむなら、「15万円」「20万円」など、無理のない範囲で、でも少しだけ頑張る額を設定するのがおすすめです。

この「総額キャップ」を決めることで、漠然とした不安がスッと軽くなりますよ。

Step2:費目を分解!「どこにいくら使うか」をざっくり見える化しよう

総額キャップが決まったら、次はそれを具体的な「費目」に割り振っていく作業です。これが夏休み予算の「見える化」の鍵!

特にチェックしておきたいのは、以下の7つのコアカテゴリです。

カテゴリ具体例
移動費交通費(電車、バス、飛行機)、ガソリン代、高速料金など
宿泊費ホテル、旅館、キャンプ場など
食費外食、お弁当、BBQ、旅行先での食材費など
レジャー費テーマパーク、水族館、映画、プール、体験イベントなど
帰省・贈答品費お盆玉、お土産代、お中元、手土産など
子ども関連費夏期講習、学童保育、サマースクール、工作費用など
その他・予備費急な出費、体調不良、忘れ物など、予期せぬ出費に備える

これらのカテゴリごとに、「だいたい〇〇円くらいかな」と予想額を入れてみましょう。例えば、「移動費:5万円」「宿泊費:8万円」というように、ざっくりでOKです。この合計額が、Step1で決めた「総額キャップ」を超えないように調整してくださいね。

Step3:キャッシュフロー配置!支払い時期のズレに注意して賢く乗り切る

「あれ?今月はあんまり使ってないはずなのに、引き落としが多い…」これは、キャッシュレス決済の「支払い時期のズレ」が原因かもしれません。特にクレジットカードは、利用した月と引き落としの月が違うので、要注意です。

  • 「何月に、どの支払い方法で、いくら払うか」を書き出そう!
    例えば、7月にカードで使った旅行費の引き落としが8月や9月になることもありますよね。ざっくりでいいので、「7月:現金〇円、カード△円」「8月:カード引き落とし□円」というように、月ごとの支払いをイメージしてみましょう。
  • 無料の「夏休み予算シート」で自動計算!
    後ほどご紹介する無料のGoogleスプレッドシートのテンプレートを使えば、「支払い方法」を選ぶだけで、いつ、いくら引き落とされるかが自動で分かります。これにより、「今月の家計が赤字になる!」なんて事態を未然に防ぐことができますよ。

この3ステップを実践するだけで、あなたの夏休み予算は格段に見えやすくなり、安心して楽しむことができるはずです!

費用を賢く削減!「引き算アイデア」10選でさらに楽しい夏休みを

予算を立てたら、「あれもこれも!」と欲張りたくなりますよね。でも、ちょっとした工夫で、お金をかけずに満足度を上げる「引き算アイデア」もたくさんあります。

  1. 交通手段を見直す:早割やLCC、新幹線と在来線の組み合わせなど、お得なチケットを探そう。
  2. 宿泊は連泊割引や早期予約を活用:旅館やホテルによっては、連泊で割引があったり、数ヶ月前の予約で安くなることも。
  3. 外食はランチで豪華に、夜は手作りを:ディナーよりランチの方がお得な場合が多いです。夜はスーパーで地元食材を買って自炊するのも楽しい!
  4. 無料のイベントや施設をチェック:自治体や商業施設が開催する無料イベント、公園や図書館なども夏の思い出作りにぴったり。
  5. レジャー施設は割引クーポンや優待を活用:クレジットカードや福利厚生の優待、コンビニで買える前売り券など探してみて。
  6. お土産は「体験」で代替:モノより思い出!旅行先での写真や、手作り体験など、形に残らない思い出も素敵。
  7. 飲み物・おやつは持参:観光地では割高になりがち。水筒や手作りおやつを持参するだけで節約になります。
  8. 移動日を工夫:週末や祝日、お盆期間は交通費が高くなる傾向が。可能なら平日にずらすだけで節約に。
  9. 「おうち夏祭り」で特別感を演出:出店に行く代わりに、家でたこ焼きや焼きそばを作って、射的や輪投げをするだけでも大盛り上がり!
  10. 不要なサブスクを見直す:夏休み中だけ使わないサブスクは一時停止するなど、細かな見直しも効果的。

ケーススタディ:50代・小学生のお子さんを持つAさんの場合

具体例があった方がイメージしやすいですよね。 例えば、50代で小学生のお子さんを持つAさんのケースを見てみましょう。

【昨年の夏休み(計画なし)】

費目実際の出費(概算)
移動費60,000円
宿泊費90,000円
食費(外食多め)50,000円
レジャー費40,000円
帰省・贈答品費30,000円
子ども関連費20,000円
その他・予備費10,000円
合計300,000円

「ちょっと使いすぎたな…」と反省。特にカード払いが多かったので、翌月の引き落としで家計が苦しくなったそうです。

【今年の夏休み(予算計画後)】

Aさんは、今年の夏休み、この記事の3ステップと予算シートを活用しました。

  1. 総額キャップを設定25万円に設定。
  2. 費目分解:各費目に割り振り、合計が25万円になるよう調整。
  3. キャッシュフロー配置:シートでカード引き落とし月を確認し、無駄な買い物を抑制。

その結果…

費目予算額実際の出費(概算)差額
移動費50,000円45,000円+5,000円
宿泊費70,000円68,000円+2,000円
食費(自炊増)35,000円32,000円+3,000円
レジャー費30,000円29,000円+1,000円
帰省・贈答品費30,000円30,000円0円
子ども関連費25,000円24,000円+1,000円
その他・予備費10,000円5,000円+5,000円
合計250,000円233,000円+17,000円

結果的に、予算内で夏休みを大満喫!さらに、17,000円も余裕ができました。これなら、来年の夏休みの準備資金に回せますよね。計画があるだけで、こんなに気持ちに余裕が生まれるんです。

よくある質問(FAQ)

Q1:夏休み予算は何ヶ月前から立てるのが理想ですか?

理想は3~4ヶ月前、旅行の計画を立て始める頃から準備を始めるとスムーズです。でも、もし今からでも全く問題ありません!まずは「総額キャップ→費目→支払い時期」だけでも見える化してみましょう。

Q2:旅行費が読めない時はどうしたらいいですか?

まずは「交通費+宿泊費」の目安を先に確定させましょう。その残りの予算枠を「食費」や「レジャー費」に割り振るイメージで考えると予算が組みやすいですよ。

Q3:帰省と旅行、予算は分けるべきですか?

必須ではありません。例えば「移動費」「宿泊費」「食費」などは共通の費目としてまとめ、別途「お土産代」「お盆玉」など、それぞれの目的に合わせた専用の費目を追加すると良いでしょう。

Q4:キャッシュレス決済が多くて、結局いくら使ったか分かりません…。

それこそが、この予算シートの強みです!支払い方法に「カード」と入力すれば、引き落とし月が自動で計算されます。合計金額が予算を超えそうなら、まだ支払いが発生していない「可変費」(外食やショッピングなど)から優先的に削ることを検討してみてください。

今年の夏休みを最高の思い出に!来年はもっとスムーズに

いかがでしたか?

夏休みの予算を立てることは、決して難しいことではありません。ちょっとした手間で、今年は「使いすぎた…」と後悔することなく、家族みんなが笑顔で楽しめる最高の夏休みを過ごせるはずです。

そして、予算シートに今年の「実績」を記録しておけば、来年の夏休み予算はたった3分で完成します。今年から賢い夏休みの過ごし方を始めて、来年はもっと余裕を持って楽しんでくださいね!

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